2024.08.09
横浜スタジアムのすぐ近く、インパクトのある店名や、入り口に立つ甲冑(かっちゅう)を見て、この店が気になっていたという人も多いのでは?
初めて訪れる人はタイムスリップしたような気持ちになるかも。
店の創業は、「横浜スタジアム」がまだ「横浜公園平和野球場」だった1974年。
店名は、フランス語で“パリの光”という意味の「ルミエール・ド・パリ」に、最高品質のコーヒーを出すという決意を込めて、最高学府の “大学院”を付けたのだそうです。
店の奥にある「オーキット特別室」の中世ヨーロッパの宮殿を思わせる豪華な内装は、「光」をテーマにしたもの。キラキラ輝く大きなシャンデリアや、大理石のテーブル、王冠をモチーフにしたステンドグラスなど、圧倒されそうなほどの装飾品の数!
タイルで描かれたバラ、カトレア、ボタンは、最高の美しさを表現しているそう
「オーキット特別室」は、通常の客席として利用OK!
創業時、コーヒー1杯が当時としては高価格の280円。
豪華な内装には、「高いお金を払ってコーヒーを飲みに来てくださるお客さまに、最高に心豊かな気持ちになっていただきたい」という創業者の気持ちが込められています。
創業から50年間変えていないという内装は、年月とともに重みを増し、その独特な雰囲気に憧れる若者も多く訪れるそうです。
今は亡き創業者の理念は「光ナキ人ニ光ヲ」。
「光があって命がある。不自由なく暮らす人たちは、その恵まれた光を分けてあげる優しい心を持とう」という意味があるのだそう。
「店の理念は、50年経った今も変わりません」と、創業時からスタッフとして働いている責任者。創業当時から現在に至るまで、飢餓に苦しむ国や、被災地を思う心を持ち続けています。
最高級のコーヒー豆をサイフォンで入れてくれます
自慢のコーヒーは、最高級の豆をたっぷり使用。ウインナ コーヒーやアイリッシュ コーヒーなどのメニューも。
地元で働く人から人気の食事メニューは、スペシャル・ビーフカレーや、スパゲティー・ミートソース、仏蘭西風エビフライなど、すべて手作り。サンドイッチも種類豊富です。
創業当時からのメニュー「パフェ ルミエール」
「創業当時はこの店のある建物が一番高く、のどかだったこのエリア。まちの様子は随分変わったけれど、心が広く、余裕のある人が多いところは変わりません」
「創業者の優しい思いが詰まったこの店を守り、来てよかったと思ってもらえる店でありたい」と話されていました。
おいしいコーヒーと一緒に、
タイムスリップしたような不思議な気分を味わえるお店です。
【営業時間】
月~金10:00~18:00(L.O.17:00)
土・祝日10:30~18:00(L.O.17:00)
定休日:日曜
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
- 店名:
- コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ
- 場所:
- 神奈川県横浜市中区相生町1-18